TOP > 洛中 >佛光寺
<「仏光寺通」の名のもととなった寺院>
親鸞聖人を開基とする真宗佛光寺派の本山。
かつては本願寺をしのぐ勢力を有していた。
ご本尊は阿弥陀如来(重要文化財)。

住所 : 京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397番地
公式HP : http://www.bukkoji.or.jp/
付近の見所 : 平等寺(因幡薬師)

(撮影 : 2013年02月03日)

● 写真をクリックすると拡大できます ●

阿弥陀堂門
阿弥陀堂門
大師堂門
大師堂門
勅使門
勅使門
玄関門
玄関門
大師堂門前の石標
大師堂門前の石標
鐘楼
鐘 楼
阿弥陀堂"
阿弥陀堂
阿弥陀堂
阿弥陀堂
大師堂
大師堂
大師堂
大師堂
大師堂から阿弥陀堂を見る
大師堂から阿弥陀堂を見る
大師堂と阿弥陀堂の間の渡り廊下
大師堂と阿弥陀堂の間の渡り廊下
宗務所
宗務所
茶所
茶 所
茶所の前にある湯沸し
茶所の前にある湯沸し
大師堂前の灯篭
大師堂前の灯篭

佛光寺

「まるたけえびすにおしおいけ・・・」という、お馴染みの京都の数え歌に出てくる「・・・しあやぶったかまつまんごじょう・・・」とは、「四条通」「綾小路通」「仏光寺通」「高辻通」「松原通」「万寿寺通」「五条通」のこと。
つまり、京都のメインストリートである四条通から南へ2本目に、「仏光寺通」という東西に延びる細い通りがあり、今回ご紹介する寺院「佛光寺(ぶっこうじ)」は、この通りを烏丸通から東へ100mほど入ったところにあります(「仏光寺」とも書きますが正式には「佛光寺」)。
佛光寺は真宗佛光寺派の本山で、開基は浄土真宗の開祖・親鸞聖人です。親鸞聖人は承元元年(1205)、後鳥羽上皇の女官(松虫姫・鈴虫姫)の出家騒動に始まる専修念仏教団への弾圧事件(承元の法難)によって越後国へ流刑されますが、赦免となって建暦2年(1212年)に京都に帰り、山科の地に「興隆正法寺」を創建。これが後に東山に移転し、名を「佛光寺」とします。
浄土真宗といえば東西の本願寺が有名ですが、当時の佛光寺は本願寺よりはるかに大きな勢力を保っていたようです。しかし佛光寺はその後、比叡山による弾圧に加えて応仁の乱で多くの建物を焼失し、次第に衰退の道を歩みます。文明13年(1481)には寺院の後継者(経豪上人)が多くの坊を率いて本願寺の蓮如上人に帰依するという事件まで起こり、本願寺との勢力関係は完全に逆転。その後佛光寺は豊臣秀吉によって現在の地に移り、経豪上人が興した寺院は西本願寺の南に「真宗興正派本山興正寺」として残っています。浄土真宗は本願寺の東西大分裂で有名ですが、このような比較的小さな核分裂も、本当に多いですね。でも佛光寺は、何もなかったかのように静かで、落ち着いた雰囲気の美しい寺院です。