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<「想い出草」ノートで有名>
大覚寺の北の山麓にある浄土宗の寺院。
幕末の尊皇攘夷運動家・村岡局が再興。
竹林に囲まれた静かで美しい境内。

住所 : 京都市右京区北嵯峨北ノ段町三番地
公式HP : http://www5e.biglobe.ne.jp/~jikisian/
付近の見所 : 大覚寺, 嵯峨天皇陵


(撮影 : 2011年4月2日)

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直指庵参道入口
直指庵参道入口
直指庵の山門
直指庵の山門
山門にある拝観受付
山門にある拝観受付
直指庵本堂
直指庵本堂
直指庵本堂
直指庵本堂
本堂玄関
本堂玄関
本堂に置かれている「想い出草」
本堂に置かれている「想い出草」
「想い出草」を書く部屋に掛けられている額
「想い出草」を書く部屋に掛けられている額
本堂の庭
本堂の庭
本堂の庭にある「つくばい」
本堂の庭にある「つくばい」
本堂横にある「珍しい竹の庭」の入口
本堂横にある「珍しい竹の庭」の入口
「愛逢い地蔵」
「愛逢い地蔵」
「ニ河白道の庭」
「ニ河白道の庭」
境内にある石仏
境内にある石仏
休憩所を兼ねた中門
休憩所を兼ねた中門
与謝野晶子の歌碑
与謝野晶子の歌碑
開山堂(独照墓堂)
開山堂(独照墓堂)
開山堂の内部(中央に独照禅師の墓石がある)
開山堂の内部(中央に独照禅師の墓石がある)
水子地蔵尊堂
水子地蔵尊堂
水子地蔵尊堂の内部
水子地蔵尊堂の内部
参道の石段
参道の石段
修練道場
修練道場
村岡局のお墓
村岡局のお墓
「思い出草観音像」
「思い出草観音像」

直指庵

直指庵(じきしあん)は、旧嵯峨御所として知られる大覚寺の門前から北へ700mほど、歩いて10数分のところにあります。途中の道は細く、すれ違う人も少なく、山あいの隠れ寺といった風情が漂う浄土宗の寺院です。
直指庵は、江戸時代初期の正保3年(1646)に、明の高僧として知られる隠元禅師の弟子である独照禅師が、この地に草庵を結んだのが始まりとされています。寺院は創建後いったん隆盛し大寺となりますが、その後は次第に荒廃。幕末に、尊皇攘夷運動家として知られる村岡局(津崎矩子・つざきのりこ)が再興して浄土宗に改め、現在に至ります。
村岡局は大覚寺宮の家来・津崎左京の娘。近衛家の侍女として江戸城に赴き、尊王攘夷派の志士達との連絡役を担いますが、安政の大獄で捕らえられ投獄されます。許されて解放された後は、直指庵に隠居して付近の子女の教育に尽くしたといわれ、明治6年(1873)に88歳で死去。境内には「津崎氏村岡矩子之墓」と刻まれた彼女のお墓があります。
また直指庵の本堂には、参拝した人が自分の思いの丈を自由に綴る「想い出草」ノートが置かれていて、「癒しのお寺」として親しまれています。またこのためか、直指庵を女性のための「駆け込み寺」として紹介している雑誌やサイトも多いようですが、直指庵ではこのような事実はなく誤りですと述べています。実際、私が訪れたときも、若いカップルが境内で楽しそうに写真を撮っていました。
境内は竹林に囲まれ、とても静かです。ここにいれば、俗世間から離れて、じっくりと自分を見つめることができそうです。直指庵はリピーターが多いことでも知られますが、確かにここは、私も「また訪れてみたい」と思ってしまう、そんなところです。