TOP > 洛中 >命婦稲荷神社と鉄輪社
<「鉄輪井戸」のご利益は悪縁切り>
世阿弥作の能の謡曲「鉄輪」に謡われている。
街中の民家の間の狭い路地内にある。
小さいが美しく整備された美しい神社。

住所 : 京都市下京区堺町通り松原下ル鍛冶屋町
付近の見所 : 平等寺(因幡堂)



(撮影 : 2010年10月2日)

● 写真をクリックすると拡大できます ●

この「林亀商店」さんの左隣に神社への入口があります。
この「林亀商店」さんの左隣に神社への入口があります。
この住所表示がたよりになります。
この住所表示がたよりになります。
命婦稲荷神社(鉄輪井戸)の入口
命婦稲荷神社(鉄輪井戸)の入口
「鉄輪ノ井戸入口」の表札
「鉄輪ノ井戸入口」の表札
「鉄輪跡」の石碑
「鉄輪跡」の石碑
入口の格子戸をくぐると、こんな路地になります。
入口の格子戸をくぐると、こんな路地になります。
命婦稲荷神社前の鳥居
命婦稲荷神社前の鳥居
命婦稲荷神社前の鳥居
命婦稲荷神社前の鳥居
命婦稲荷神社鳥居の扁額
命婦稲荷神社鳥居の扁額
「鉄輪の井」の由来の説明
「鉄輪の井」の由来の説明
命婦稲荷神社本殿
命婦稲荷神社本殿
命婦稲荷神社本殿の扁額
命婦稲荷神社本殿の扁額
神社境内(右に「鉄輪の井戸」があります)
神社境内(右に「鉄輪の井戸」があります)
境内にある「つくばい」
境内にある「つくばい」
鉄輪社
鉄輪社
これが「鉄輪の井戸」
これが「鉄輪の井戸」
井戸の上には「解説書の入った箱」が置かれています。
井戸の上には「解説書の入った箱」が置かれています。
箱の中にある「鉄輪の伝説」の解説書
箱の中にある「鉄輪の伝説」の解説書

命婦稲荷神社と鉄輪社

命婦稲荷神社は、写真でお分かりのとおり、ごく普通の街中の、民家と民家との間の狭い通路内にあります。神社は地図にもほとんど載っていませんので、住所表示をもとにまず堺町通と松原通との交差点へ行き、そこから南へ歩きながら探すことになります。
「鉄輪ノ井戸入口」という表札と「鉄輪跡」と刻まれた小さな石碑が目印ですが、よほど注意していないと見過ごしてしまいます。
格子戸をくぐり、幅1mほどの薄暗い路地を10mほど進むと、朱色の鳥居が横向きで建っています(あまりに狭いため、前からの写真が撮れません)。境内の正面に命婦稲荷神社があり、その向って右に小さな鉄輪社の祠があり、そのすぐ手前に有名な鉄輪井戸(かなわのいど)があります。
井戸の上には鍛冶屋町敬神会の「鉄輪の伝説」の解説書が置かれていて、概略次のようなことが書かれています(詳しいことは、画像をクリックし拡大して読んでください)。
『鉄輪とは、火鉢や囲炉裏で、鍋などをのせる三本足の五徳のこと。能の謡曲「鉄輪」(世阿弥作)によれば、下京に住んだ女が、あるとき自分を捨てて後妻をめとった夫を恨み、この鉄輪を頭に載せ貴船神社に丑刻詣(うしのこくまいり)をします。夫はそれ以来悪夢に苦しめられ、陰陽師安倍晴明の祈祷を受けることになります。すると女の鬼が現れるが苦しみながら去り、この井戸付近で息が絶えた、と伝えられます。このため、昔からこの水を相手に飲ませると縁が切れると言われています。地下鉄工事の影響で井戸の水は涸れてしまったのですが、持参した水をいったん供えてから持ち帰っても効力があるそうです』
境内は狭いのですが大変美しく保たれていて、この神社を大切にしようという、町内の人々の気持ちがとても強く感じられました。神社のすぐ前が人家ですので、お参りされる方はご迷惑をおかけしないよう、充分な配慮をお願いします(話し声も小さくしましょう)。
【ご利益】:命婦稲荷神社・・・家庭円満・商売繁昌, 鉄輪社・・・悪縁切り