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<長岡京市粟生の産土神>
洛西観音霊場観音寺の境内に隣接。
「子守神社」と「勝手神社」の複合神社。
竹づくりの干支の置物が人気。

住所 : 京都府長岡京市粟生清水谷27
付近の見所 : 光明寺長法寺, 観音寺,


(撮影 : 2014年8月25日)

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鳥 居
鳥 居
鳥居の扁額
鳥居の扁額
参道石段(正面は観音寺)
参道石段(正面は観音寺)
駒 札
駒 札
神社境内
神社境内
本殿覆屋
本殿覆屋
覆屋の扁額
覆屋の扁額
本 殿
本 殿
境内に置かれた竹製の干支(午)の置物
境内に置かれた竹製の干支(午)の置物
過去に作られた竹製の置物(兎,辰,巳)
過去に作られた竹製の置物(兎,辰,巳)

子守勝手神社

長岡京市の西の丘陵地「粟生(あお)」に、「子守勝手神社(こもりかってじんじゃ)」という面白い名の神社があります。
紅葉の美しさで有名な「西山総本山光明寺」の南西200mの地点。府道10号線(丹波街道)から「長方寺」に至る道を西に入り、西山公園を右に見ながら山道を北方向に進むと、写真の通りの鳥居がみえてきます。
まっすぐの石段を上がると正面に洛西観音霊場第8番札所とされる「観音寺」があり、そのすぐ右隣に目指す「子守勝手神社」が静かに建っています。
石段途中にある駒札の説明には、次のことが書かれています。
「この神社の由来は定かでないが、延喜式によると、小守社は農業に大切な用水をつかさどる水分(ミクマリ)神を、勝手社は国土を開き国家を守り悪魔を降伏せしめる天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)、大山祇命(オオヤマヅミノミコト)などを祀る。神社の縁起によると女人安産、子孫繁栄の守護神と書かれている。また、地元では、水の神様として親しまれている。」
要するに「勝手に子守をする神社」ではなく、「子守神社」と「勝手神社」の複合版、のようなもの。
調べてみたところ、「子守神社」は日本各地にある子供守護の神社で、総本社は奈良県吉野町にある「吉野水分神社」。本来は水の配分を司る「水分神」ですが、「ミクマリ」が転じて「ミゴモリ」「コモリ」となり、ここから子守神として崇拝されるようになったとか。
「勝手神社」も京都なら大原とか、各地に多くあるようですが、奈良県吉野町に総本社があります。吉野大峰山の山麓にあるので、「入口」を意味する「勝手」の名が付いているとか。
つまり「子守神社」も「勝手神社」も総本社が奈良県吉野町にあり、「子守明神」は女神、「勝手明神」は男神で、両神はなんと夫婦神なのだそうです。
毎年、新年には「粟生の十人衆」と呼ばれる地元の長老たちによって、写真のとおりの「干支の置物」が飾られます。竹を組み合わせて作ったもので、石燈籠の前に置かれ、神社を静かに見守る役割をしっかりと果たしてくれています。
【ご利益】:女人安産,子孫繁栄