TOP > 洛東 >興雲庵と陀枳尼尊天堂
<建仁寺の西隣にある寺院>
興雲庵は臨済宗建仁寺派大本山建仁寺の塔頭。
陀枳尼尊天堂は興雲庵の鎮守社。


住所 : 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町599
付近の見所 : 恵美須神社,建仁寺



(撮影 : 2011年2月11日)

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興雲庵山門(この日は雪が降っていました)
興雲庵山門(この日は雪が降っていました)
陀枳尼尊天堂の入口と鳥居
陀枳尼尊天堂の入口と鳥居
陀枳尼尊天の本堂
陀枳尼尊天の本堂
本堂の扁額
本堂の扁額
境内にあった小さな陀枳尼天の祠
境内にあった小さな陀枳尼天の祠
小さな陀枳尼天の扁額
小さな陀枳尼天の扁額
境内にあったもう一つの祠(名は不明)
境内にあったもう一つの祠(名は不明)
「豊川稲荷陀枳尼尊天略縁起」の駒札
「豊川稲荷陀枳尼尊天略縁起」の駒札

興雲庵と陀枳尼尊天堂

興雲庵(こううんあん)は東山区祇園にある建仁寺の西隣にあり、臨済宗建仁寺派の大本山建仁寺の塔頭です。中国(当時は元)の台州(浙江省)出身の僧侶・石梁仁恭(せきりょうにんきょう)を開基として、鎌倉時代後期に開かれました。
陀枳尼尊天堂(だきにそんてんどう)は、この興雲庵の鎮守の社で、寺院北側の門には「陀枳尼尊天」と書かれた大きな石柱と赤い鳥居が建っています。
陀枳尼尊天は「天」ですから、帝釈天、毘沙門天、弁財天などと同じ仏教の神様の一種。神様の位からいうと、如来、菩薩、明王の次の順位になります。「荼吉尼天」とかいろんな漢字で表されますが、白狐に乗る天女の姿で描かれるのが普通で、このため「稲荷神」との混同・混乱が見られます。
このお寺にも書かれていますように、陀枳尼尊天といえば「豊川稲荷」が有名ですが、豊川稲荷は永平寺を大本山とする曹洞宗の「寺院」で、ご本尊は千手観音。つまり「稲荷神」でも「神社」でもないのですが、稲荷神と同じく「商売繁盛の神様」で、参道には鳥居が立っているのですから、大変ヤヤコシク、混乱しない方が無理というもの(「神仏習合」と「神仏分離令」による歴史的産物ですが、本当に困りものですね)。
京都の陀枳尼尊天はここ以外に、伏見区の善願寺や八幡市の神応寺、それから金閣寺などにもあります。