TOP > 洛中 >櫟谷七野神社
<珍しい「復縁祈願」の神様>
賀茂神社の斎王の御所があったところ。
葵祭のときは斎王代が参拝される。
祈願は本殿前に白砂で山を作って行う。

住所 : 京都市上京区大宮通芦山寺上ル西入ル七野社町
付近の見所 :建勲神社妙蓮寺



(撮影 : 2010年10月11日)

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上御霊前通から見える鳥居
上御霊前通から見える鳥居
鳥居の扁額(「七野社」と書かれています)
鳥居の扁額(「七野社」と書かれています)
櫟谷七野神社の全景
櫟谷七野神社の全景
社殿の前(駐車場になっています)
社殿の前(駐車場になっています)
石垣の上にある拝殿と稲荷社
石垣の上にある拝殿と稲荷社
神社拝殿(本殿はこの奥にあります)
神社拝殿(本殿はこの奥にあります)
拝殿の左横にある稲荷社
拝殿の左横にある稲荷社
稲荷社のアップ
稲荷社のアップ
拝殿の右横にある「賀茂斎院跡」の石碑
拝殿の右横にある「賀茂斎院跡」の石碑
「賀茂斎院跡」石碑の下にある銘板
「賀茂斎院跡」石碑の下にある銘板
境内(石段の横)にある神鹿の像
境内(石段の横)にある神鹿の像
「櫟谷七野春日神社」と刻まれた石碑
「櫟谷七野春日神社」と刻まれた石碑
石垣には神社修復に参加した諸大名の印があります。
石垣には神社修復に参加した諸大名の印があります。
境内隅にある末社(名は不明)
境内隅にある末社(名は不明)

櫟谷七野神社

櫟谷七野神社は「いちいだにななの」神社という、とても難しい名前をもっています(「櫟谷」は地名です)。
ご利益も「復縁」と「浮気封じ」という、とても珍しいもの。「浮気で去った人の心を引き留め、ヨリを戻す」という、何だかとても現実的なものに、大変霊験があらたかなのだそうです。
櫟谷七野神社の場所は、堀川通から上御霊前通を西へ250mくらい行ったところ(道路の北側に石の鳥居が見えます)。この辺りは昔から「紫野」と呼ばれる天皇や貴族の遊猟地で、両賀茂神社に仕えた斎王(伊勢神宮に仕える斎王とは別です)が住んでいた「紫野斎院(賀茂斎院)」があったところ、とされています。櫟谷七野神社の境内はこの紫野斎院の跡地にあるといわれ、このため、京都三大祭りの一つとされる葵祭の際には、斎王代(斎王の役をする葵祭のヒロイン)がこの神社にも参拝されます。
神社創建の由来は、文徳天皇の皇后が奈良の春日大明神に懐胎を祈願し、念願かなって皇子(清和天皇)が誕生(850年)したため、ここに春日大神をお祀りしたことによります。このため地元ではこの神社のことを「春日神社」と呼んでおり、境内にもその名の石碑が建っています。
また御利益の由来は、宇多天皇の皇后が、浮気をして去ってしまった天皇を取り返すために、夢のお告げに従って祈願したところ愛情が戻った、という故事から。このとき皇后は本殿の前に、境内の白砂で奈良の三笠山を形どった小さな山を築いて祈った、といわれています。これにならって今も、どんぶり1杯分ほどの白砂で本殿前に山をつくって祈願する(この山を「高砂山」と呼びます)のが、愛情復活のおまじないのやり方とされています。
【ご利益】:復縁(愛情の復活),浮気封じ