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<南禅寺の塔頭のひとつ>
南禅寺発祥の地といわれる。
寺院の門前を水路閣が通る。
夢窓国師の作による池泉回遊式庭園。

住所 : 京都市左京区南禅寺福地町
付近の見所 : 最勝院南禅寺

(撮影 : 2012年4月15日)

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石川五右衛門の「絶景かな」で有名な南禅寺の山門
石川五右衛門の「絶景かな」で有名な南禅寺の山門
南禅寺の奥にある水路閣
南禅寺の奥にある水路閣
南禅院の庫裏
南禅院の庫裏
南禅院の拝観入口
南禅院の拝観入口
方丈
方 丈
方丈前の庭園
方丈前の庭園
「一山国師塔」
「一山国師塔」
亀山天皇分骨所
亀山天皇分骨所

南禅院

「南禅院(なんぜんいん)」は、巨大な山門で有名な南禅寺の別院。南禅寺の境内を奥へ進むと、レンガ造りのアーチが美しい「水路閣」があり、南禅院はさらにその奥にあります。
南禅寺を訪れた観光客は、ここまで来て南禅院の前を素通りし、すぐ横にある斜面を登って、水路閣上の琵琶湖水流を眺めて帰る、というのが普通のコース。南禅院を訪れる人は、あまり多くはありません。
しかしここは南禅寺発祥の地。鎌倉時代の文永元年(1264)、ここに後嵯峨天皇が「離宮禅林寺殿」を造営したことに始まります。南禅院はこの離宮のうち「上の御所」と呼ばれた部分に当たり、正応4年(1291)には法皇となった亀山天皇により寺院に改められます。
その後、寺院は応仁の乱で焼かれて荒廃しますが、江戸時代の元禄16年(1703)になって、徳川綱吉の母である桂昌院の寄進により再興されます。このとき再建された「総檜(ヒノキ)入母屋造りこけら葺き」の方丈は、写真のとおり大変見事なものです。
境内はあまり広くはありませんが、方丈前の庭園は夢窓国師作の美しい池泉回遊式庭園で、国指定の史跡名勝とされています。また庭園の東南隅には亀山天皇の分骨を埋葬した御廟があり、また少し離れたところには、元の国から使節として来朝し、南禅寺住職をも務めた「一山一寧」というお坊様の供養塔「一山国師塔」もあります。
歴史のある美しい寺院なのですが、見学は庭園などの屋外のみ。建物の中に上がって内部を拝観することができないのは、少し残念。