TOP > 洛中 >大報恩寺(千本釈迦堂)
<本堂の前に見事な「おかめ桜」が咲く>
本堂は応仁の乱による焼失を免れた国宝。
境内にはおかめを偲ぶ「おかめ塚」がある。
「ぼけ封じ三十三霊場」の第二番札所。

住所 : 京都市上京区今出川通七本松上ル溝前町
付近の見所 : 北野天満宮(北野天神)


(撮影 : 2013年03月29日)

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参道入口
参道入口
寺院境内(正面が本堂)
寺院境内(正面が本堂)
本堂の前にある「おかめ桜」
本堂の前にある「おかめ桜」
「阿亀(おかめ)桜」と書かれた駒札
「阿亀(おかめ)桜」と書かれた駒札
本堂(国宝)
本堂(国宝)
足利義満が建てた「北野経王堂願成就寺」
足利義満が建てた「北野経王堂願成就寺」
不動明王堂
不動明王堂
稲荷社
稲荷社
「おかめ像」
「おかめ像」
高次が妻「阿亀」の菩提を弔うために建てた宝篋印塔
高次が妻「阿亀」の菩提を弔うために建てた宝篋印塔
「ぼけ封じ観音菩薩像」
「ぼけ封じ観音菩薩像」
「布袋尊」の石像
「布袋尊」の石像

大報恩寺(千本釈迦堂)

正式な名は大報恩寺(だいほうおんじ)ですが、「千本釈迦堂」の名で呼ばれるのが普通です。
真言宗智山派の寺院で、本尊は重要文化財の木造釈迦如来坐像。承久3年(1221)に義空(ぎくう)上人により創建されたのが寺院の起こりとされています。以後、嵯峨釈迦堂(清凉寺)と並び、京都における釈迦如来信仰の中心として栄えました。
ご存じのように、京都の古いお寺はそのほとんどが応仁の乱で焼かれてしまいましたが、800年ほど前に建てられたこの釈迦堂の本堂は、西軍の将・山名宗全の特別の計らいにより焼失を免れて残り、今では「市内で一番古い建物」として国宝に指定されています。
このお寺は快慶の作といわれる「釈迦の十大弟子」の像など多くの重要文化財を有していますが、「おかめ」にまつわる美しい話でも有名です。 その昔、本堂造営の際に、柱の寸法を切り誤ってしまい途方に暮れていた棟梁(長井飛騨守高次)を、その妻の「阿亀(おかめ)」が自分の命と引換えに救ったのだとか。境内には彼女の冥福を祈るための「宝篋印塔」と「おかめ像」が建てられています。そしてこの故事にちなんで、今でも上棟式などでは「おかめ」の面を飾って建築成就を祈る風習があるのだそうです。
本堂の前に植えられた枝垂れ桜も、「阿亀(おかめ)桜」の名をもつ大変見事なもの。私が訪れた日は満開で、ため息が出るくらいの美しさでした。

【ご利益】:ぼけ封じ(ぼけ封じ観音)