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<駐車場の半地下にあるお地蔵様>
佐井通と太子道との交差点にある。
名水「壺井」の上にお祀りされている。
名水は処刑される罪人への末期の水であった。


住所 : 京都市中京区西ノ京北壺井町 


(撮影 : 2011年1月30日)

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壺井地蔵のある交差点
壺井地蔵のある交差点
ブロック塀には幾何学模様が描かれています。
ブロック塀には幾何学模様が描かれています。
ブロック塀を駐車場側から見たところ。
ブロック塀を駐車場側から見たところ。
「古蹟 壺井地蔵尊」と刻まれた石標
「古蹟 壺井地蔵尊」と刻まれた石標
「名水 壺井」と刻まれた石碑
「名水 壺井」と刻まれた石碑
いろんなお地蔵様があります。
いろんなお地蔵様があります。
「壺井」の井戸と「壺井地蔵」
「壺井」の井戸と「壺井地蔵」
「壺井地蔵」
「壺井地蔵」

壺井地蔵

壺井地蔵(つぼいじぞう)は、佐井通(さいどおり)と太子道(たいしみち)との交差点の、南東の角にある小さなお地蔵様です。佐井通は春日通ともいい、西大路通の100mほど西を南北に走る通り。太子道は丸太町通の南を、二条城から西に向かって走る細い通りです。西大路通と丸太町通との交差点「円町」からは、南西へ200mくらいの地点に当ります。
交差点にある駐車場の一角にはブロック塀で囲まれたところがあり、その中に下へ降りる4段ほどの石段があって、お地蔵様はこれを降りたところにある小さな古井戸の上にお祀りされています。
「壺井地蔵」の名は、昔この井戸の中から壷が掘り出され、その壺の中にお地蔵さんがおられたことに由来します。この井戸の水は古くより名水とされ、お地蔵様の周囲の壁には「名水 壺井」と刻まれた石碑が埋め込まれています。今は残念ながら水は枯れてしまっていますが、私が子供のころはきれいな水があったと記憶しています(私の実家はここから100mくらいのところ。子供のころは毎日この辺で遊んでいたのです)。
過去には、駐車場拡張のためにお地蔵様を引越しさせようとしたことも何度かありましたが、そのたびに駐車場オーナーの方に災いが起こり、移転計画は白紙に戻ったと聞いております。また昔、この近く(東へ100mほど)には処刑場があり、処刑される罪人にこの壺井の水を末期の水として与えたとも伝えられています。
私がこのお地蔵様にお会いしたのは本当に久しぶりなのですが、きれいな花がたくさんお供えされていて、とても嬉しい気持ちになりました。